最近のかぶせもの事情
ジルコニアクラウンをおすすめしています
現在、自費治療の中で当院がおすすめしているのはジルコニアクラウンです。硬度が高く丈夫なため、奥歯など強くかみ合う箇所にも安心して使えます。シェードも自然な歯の色に近く、美しく仕上がります。ジルコニアの場合は試着があるため、他の素材よりも1回多く来院していただきます。
その他
メタルボンドクラウン(内側は金属+外側は陶器・セラミック)
●メリット:自然な歯の色、透明度に近く変色がありません。
●デメリット:金属アレルギーの人には使えません。
オールセラミッククラウン(陶器・セラミック)
●メリット:自然な歯の色、透明度に近く変色がありません。金属アレルギーの人でも使えます。
●デメリット:強度はメタルボンドよりも劣り、強くかみ合うところでは欠けることがあります。
目立たないかぶせもの
保険治療のつめもの、メタルクラウン(いわゆる銀歯)は口内で目立ちます。自然な治療をお望みなら、ジルコニアクラウン・メタルボンドクラウン・オールセラミッククラウンなどの自費治療に対応できます。どれも自然な歯の色・透明度に近い仕上がりです。
当院で扱っているつめもの
ジルコニアインレー
強度と審美を兼ね備えた材質です。強く咬み合う奥歯に適しています。ただ、セラミックに比べて経年的に色や質感が多少劣化することもあります。
セラミックインレー
色調が最もきれいで変色もなく、長持ちしますが、強く咬み合う奥歯では欠けることもあります。
ゴールドインレー
硬度があり、長持ちします。歯の色に合わせることはできません。(金色です)
費用について
つめもの :20,000円~40,000円(税抜)
かぶせもの:40,000円~100,000円(税抜)
義歯(入れ歯)の必要性
歯がないからといって、ものが食べられずに飢えて死ぬかといえば、現代ではそんなことはありません。けれども、全身の筋肉をバランスよく使い、保つためには噛む力が必要です。歯がないと立ち上がれない方が、入れ歯を入れると立ち上がれるようになる事例もあります。
また、奥歯がない状態ではフェイスラインが崩れます。口角が下がる、脂肪の付き方が変わるなど、5年後10年後の顔がまったく変わることになります。
咬み合わせを整えることは、全身の筋力バランスを整えることにつながります。失った歯の部分は、義歯やインプラントで咬み合わせを回復させる方が望ましいです。
義歯のメリット
着脱と手入れの面倒がありますが、取り出して目で見て洗えるというのはメリットでもあります。インプラントに比べて価格が安いのも魅力です。
骨粗鬆症である、顎の骨の厚みが足りない、金属アレルギーであるなどの理由でインプラントに向かない方もいらっしゃいますが、義歯であればだいたいのケースに対応できます。
義歯の種類
保険義歯
金属床義歯(保険外)
義歯の床の部分にうすい金属を使用することでフィット感がアップします。
金属床義歯(保険外)
義歯の床の部分にうすい金属を使用することでフィット感がアップします。
ノンクラスプデンチャー歯(保険外)
金属のクラスプ(留め金)のない義歯です。はた目に義歯と気付かないくらい自然なので特に女性に喜ばれています。装着感もソフトで痛みが出にくいのも特徴です。
シリコン加工(保険外)
義歯床と歯茎の接触面にシリコンのクッション剤をはさむことで、噛んだ時の痛みが軽減されます。よく噛めるようになるなどの効果があります。
それぞれ、型取りから3~4週間かかります。
その間4回ほど来院していただきます。
目立たない義歯もあります
バネが見えるのが気になるので義歯を使いたくないという患者さんもいらっしゃいます。当院ではノンクラスプデンチャーをおすすめしています。