 |
| すべての発達には個人差がありますので、ひとつひとつのことにとらわれすぎず、“ことば”を含めたコミュニケーションの発達を見守っていきましょう。比較的早く発音できるようになっているのは、母音・派、母音・パ行・マ行などで、サ行・ラ行・ツなどの音は、上手に発音できるようになるまでに時間がかかります。また、正しい音を獲得するためには、聴力が備わっていることも必要です。5歳くらいを目安に、日常会話の理解がほぼ完成し、自分の姓名がいえるようになると言われています。言葉の発達に関するおうちの方の役割は、それぞれの時期に見合った適切な量と質の刺激を用意してあげることだと思います。 |
 |
| 口を閉じること(リップシール)はとても大切です。正しい歯並びを育てるには“口の正しい姿勢”と運動機能が必要です。来院されるお子さま方をよくよく観察してみると、口もとにいつもシマリがないお子さま方に共通してみられるのは、姿勢(首の角度)も良くないということです。矯正治療の基本はまず、口を閉じることです。鼻疾患のある方はまず鼻の治療がいるのかもしれません。口の周りの筋肉が正しく働くことによって、歯は正しい位置に並びます。子どものちょっとした悪習慣が「一生の顔」を決定してしまうのです。 |
 |
| 小さい頃から定期的にお口の管理育成をさせていただいたお子さまも、中学・高校と成長するにつれて、口の中を診せていただく機会が少なくなっていきます。しかし、この時期には思わぬ歯科的落とし穴がいっぱい。スポーツ飲料の多飲やスナック菓子のダラダラ食い、睡眠時間の減少、受験や友達関係でのストレス・・・。いずれも口内環境に影響を及ぼします。急激な骨格成長と咬合の変化から、顎関節症発症することが多いのもこの時期です。特に女の子は、歯並びや歯の色など敏感に気にするお年頃でもあります。思春期の口内のチェック(定期健診)はとても大切なのです。 |
 |
| 赤ちゃんのお口とその周りは、敏感なセンサーで守られています。初めての物・飲み込めない固さや大きさの物・酸味や苦味などは、反射的に拒絶したり吐いたりします。ですから、いきなり歯ブラシが入ってくれば嫌がって当たり前。大切なのは急がないこと、離乳開始の頃から気持ち良い範囲でのやさしい感覚刺激を始めてみましょう。とくに肌の接触感覚は赤ちゃんが受け入れてくれやすいので、ガーゼや歯ブラシを使う前に、手のひらや指を使ったマッサージから。ほっぺなど抵抗のないところから徐々に口元へ、赤ちゃんが慣れてきたら唇やまだ歯の生えていない歯ぐきなどにもしっかりしたぬくもりを伝えてあげてください。愛情いっぱいこめて、安心感と心地よさを体験することから口腔ケアのスタートです。 |
 |
| ムシ歯の子どもが溢れていた昭和50年代頃までは、歯科医は削ったり抜いたりの処置に明け暮れていました。シーラントやフッ素などの予防法が確立し、何よりお母さま方の歯科知識の向上により、小児歯科は「ムシ歯を治すところ」から「ムシ歯を予防し、健康なお口を育てるところ」になりつつあります。私たち小児歯科医師の役割は「口腔育成」です。成長・発達の段階で、より早期に異常や問題点を見つけ、解決していくには、定期的な観察・指導が必要です。ムシ歯が増え始める3〜5歳、歯列の異常が出現しやすい7〜10歳にかけては、年に3〜4回の定期健診をお勧めします。 |
| ページTOPへ戻る |
 |